「歴史情報学の創成」キックオフシンポジウム(2025年10月17日)

このたび、科学研究費基盤研究(S)「史料データセンシングに基づく日本列島記憶継承モデルの確立」と共催で、科学研究費新学術領域「歴史情報学の創成」のキックオフシンポジウムを開催いたします。

歴史情報学の創成は、歴史学に対して情報技術を応用する新たな試みであるとともに、それらを通じた多くのステークホルダーとの対話や地域の歴史文化の継承、そして歴史学の本質とは何であり、多くの人とともに進める歴史学とはどのようなものなのかを考えることが目的の研究プロジェクトです。

キックオフでは、DH2025で基調講演を務められた、香港大学(The University of Hong Kong)のJavier Cha 氏をお招きし、国際的なDigital History研究の最前線とその可能性についてご講演いただきます。

また、本プロジェクトの概要と今後の展望を紹介し、参加者とのディスカッションを通じて、デジタル時代における歴史学の新たな可能性を考えます。

新しい学問の形の挑戦に関心をお持ちの方々のご参加を心よりお待ちしております。

主催

  • 科学研究費 学術変革領域(A) 「歴史情報学の創成」 (領域代表 後藤真
  • 科学研究費 基盤研究S 「史料データセンシングに基づく日本列島記憶継承モデルの確立」(代表 山田太造)

日時

  • 2025年10月17日(金) 13時〜17時

会場

プログラム (日英同時通訳)

  • 13:00〜 趣旨説明
  • 13:10〜 研究報告
    • 基盤研究S 「史料データセンシングに基づく日本列島記憶継承モデルの確立」進捗報告 山田太造(東京大学史料編纂所)
    • 史料の収集とデジタル化:岩倉具視関係史料を例に 箱石大 (東京大学史料編纂所)
    • 日本中世史料デジタルテキストの構造化 小風綾乃(東京大学史料編纂所)
  • 14:45〜 講演 
    Automating the Past: Artificial Intelligence and the Next Frontiers of Digital History Javier Cha (The University of Hong Kong  専門:Digital History 韓国中世史) 
  • 15:45〜  「歴史情報学の創成」 その狙いと未来 後藤真(人間文化研究機構国立歴史民俗博物館)
  • 16:15〜 ディスカッション 司会:小風尚樹(人間文化研究機構)
  • コメント:大月希望(東京大学史料編纂所) (10分弱)
  • 17:00 終了

参加申し込み

以下のフォームよりお申し込みください オンラインの方は10月15日にURLをお送りいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdmMZwHXg_gslP6pacrGXa-AtpQZuXwUZ66ooIXX-8tsf_waw/viewform