
2025年5月9日に、東北大学にて本領域の担当者(総括班代表・分担者、計画班代表・分担者)による全体ミーティングを実施いたしました。本領域にかかる全体の問題意識の再確認と、各計画班ごとの今年度の具体的な計画、キックオフイベントに関わる確認・打ち合わせなどを実施いたしました。
合わせて、計画班(B2)の分担者である橋本雄太氏から、言語生成AIを応用した、「みんなで翻刻」のテキストデータの現代語変換に関する調査報告が行われ、現代語への変換に伴う意義とその課題などについて、議論が行われました。初回のミーティングではありましたが、歴史資料そのものや、歴史叙述に関する「正」と「偽」(これらは簡単に決められるものでもありません)を、生成AIはどのように「解釈」できうるのかなどの議論も行われ、今後、この領域でどのような議論が行われていくかを共有するとともに、早速重要な論点が示される機会ともなりました。
(領域代表・後藤真)